配当ライフ~サラリーマンが配当金FIREを目指して~

配当金FIREを目指して高配当・増配株に全力投資するアラサーサラリーマンの資産形成と配当金をつづるブログです

新楽天VYM四半期決算型はどうか(ありです!)

ついに楽天楽天・⾼配当株式・⽶国VYMファンド(四半期決算型)2025年3月5日に新規設定します!

(このブログでは「新楽天VYM」といいます。)

www.rakuten-toushin.co.jp

※ 楽天では、分配金の出ない「楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド(愛称:楽天VYM)」もありますが、そちらは別の投資信託となっています。

 

こんな人にはおすすめです!

  • 増配が見込める米国株に投資したい人
  • 日本円で配当金を受け取りたい人
  • 1月、4月、7月、10月に配当金を受け取りたい人
  • 確定申告をしない人

 ※ このブログでは分配金のことも、「配当金」と呼称します。

 

 

楽天VYMの概要

楽天・⾼配当株式・⽶国VYMファンド(四半期決算型)は楽天証券によると「マザーファンド受益証券を通じて、FTSEハイディビデンド・イールド・インデックス(円換算ベース)(以下、「対象指数」といいます。)に連動する投資成果を目指します。」とのことです。

 

つまり、高配当ETFであるVYMのみを買い続ける投資信託ということですね。

 

投資信託の概要>

配当権利確定日

1月、4月、7月、10月の15日

運用管理費用

 

0.192%

想定利回り

2.9%

受け取り通貨

 

配当権利確定日

 1月、4月、7月、10月の15日に配当権利が確定します。配当金の支払いはその10日後ぐらいですので、それぞれの月末に支払われることになります。

 本家ETFのVYMは、3、6、9、12月が配当月なのでずらせるのもいいですし、1月、4月,7月,10月の配当銘柄ってあんまりないので、VYMの配当金がこの月に受け取れるのは、配当月の分散という意味でも結構いい感じです。

 

運用管理費用と外国税額控除

 管理費用の0.192%は何とも言えない数値です。VYMは0.06%ですから、単純に3倍以上の経費が掛かっていますね。

 この時点で候補から外れる人もいるかと思いますが、私はこの費用は案外問題ないと考えています。

それは投資信託では、国税額控除の調整制度があるためです。

 

 これは、配当金を受け取るときに、アメリカで10%の税金、国内で20.315%の税金が取られるのですが、アメリカと日本で二重の課税となることを避けるために、アメリカでの10%の課税を控除する(課税しないこととする)制度のことです。

 

 ETFでは、年始の年末調整の時にしないといけないのですが、投資信託では自動的に調整されるので、確定申告が不要となります。

 

 つまり、VYMの利回りが2.9%のところ、税金が28.2%(米国10%、国内20.315%)かかることから、利回りが2.08%になります。さらに、管理費用の0.06%も引くと、実質利回りは2.02%になります。

 

 一方、自動で外国税額控除がなされる新楽天VYM投資信託では、利回りが税引き後2.31%(表面利回り2.9%×国内課税20.315%)になり、管理費用の0.192%を引くと、実質利回りは2.12%となります。

 細かい数値が出てきましたので、以下に表にしています。

 

  表面利回り 実質利回り
(税+管理費用含む)
VYM(ETF 2.90% 2.02%
VYM(投資信託 2.90% 2.12%

 

 よって、確定申告をしない場合、楽天VYM投資信託の方が0.1%実質利回りでは有利となります!

 ただ、注意点があり、今回の投資信託には隠れコストがあり、それがまだ判明していないということです。

 

 つまり、隠れコストが0.1%未満であれば、投資信託の方が分があるということですね。

(確定申告をしたらETFでも外国税額控除を受けられますが、住民税も申告する必要があり、結局は税負担が増えてしまいます。)

 

VYMとは

 VYMは、「FTSEハイディビデンド・イールド・インデックス」は、米国株式市場における高配当利回りの銘柄を対象とし、REITを除く銘柄で構成される時価総額加重平均型の株価指数に連動するETFです。

 分かりやすくいうと、米国に上場する高配当の440銘柄に投資をしているETFということです。

 

・高配当ETFチャート比較

 右側の%が73となっているのがVYMです。

 VOOのほか、米国高配当ETFであるSCHD、HDV、SPYDとVYMを比較したチャートです。

 一番上昇しているのはVOOですが、利回りは1.2%ほどです。

 次に上昇しているのがSCHDで、こちらは利回りもVYMより高い3.5%ほどです。ただ、投資対象が100ほどですので、VYMの440の方が分散しています。

 HDVとSPYDは利回りはVYMより高いですが、値上がりは見込めない感じですね。

 これらを見るに、キャピタル狙いならVOO、キャピタルと配当の両方を狙うのはSCHD・VYM、配当狙いならSPYD、HDVはその中間ということになります。

 

・利回り、増配率比較

  利回り 5年増配率
VYM 2.61% 4.25%
SCHD 3.49% 11.68%
HDV 3.24% -1.30%
SPYD 4.13% 2.11%

 並べると、SCHDの好成績が光りますね。

 VYM、SCHD、HDVは、配当利回りはそこまでの一方、増配率が高い。SPYDは配当利回りが高い一方で、増配率がそこまで。というのが一般的な分類でしたが、ここ5年で大きく変わってきました。

 HDVは、利回りがSCHDより低い上に、増配率はマイナスを記録するというここ5年間はかなりいまいちな結果となっています。

 VYMも、利回り3%を下回っており「高配当」というより「中配当」という感じになってきました。増配率も少し下がってきましたね。10年増配率でみるともう少し高くなるはずですが、、、

 SPYDは、5年増配率がプラスですが、幅がありすぎてマイナスの年もあり、増配には期待できません。

 

 VYMの話のはずがSCHDをたたえる内容になってしまいました。

 ただ、VYMはSCHDよりも、銘柄数が多い、歴史が長いという実績があり、どちらか一方のみを買うよりも両方狙うというスタンスが一番でしょうか。

 

 

米国高配当投資信託ETFによる毎月配当戦略

 楽天投資信託を次のように活用すると、キャピタルゲインインカムゲインも増配も見込める米国高配当投資信託を使って毎月配当金を受け取ることができます。

● 1、4,7,10月

  新楽天VYM

 

● 2、5,8,11月

  楽天SCHD

 

● 3、6,9,12月

   本家VYM

 

 ということで、新楽天VYMをまとめました。

 私の投資戦略としては、新楽天VYMにどれだけの資金が集まるか、隠れコストはどのくらい発生するかを見極めながら投資するか決めていきたいと思います。

 

 

 それでは、よい配当ライフを!!