みなさん。配当もらってますか?
さっそくですが、
高配当投資始めたいなぁ
そんな方いらっしゃいませんか。
2024年から始まった新NISAの影響もあり、投資界隈が盛り上がっています。
そんな中で高配当投資をやってみたいけど、いろんな銘柄が紹介されすぎていて、どんな株や投資信託を買えばいいかわからないという方もいると思います。
今回は、高配当投資を始めるならこれを買っとけ!!という銘柄を紹介していきます!
※ 本記事はあくまで参考情報です。投資は自己責任でお願いします。
これを買っとけ!
・楽天証券を開設している人
楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)(通称:楽天SCHD)
・SBI証券を開設している人
SBI-SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)(通称:SBI SCHD)
どっちでもいいですが、手数料が若干安い方のSBI SCHD
2025年3月27日に楽天SCHDの手数料がSBI-SCHDと同じになりましたので、本当にどっちでもよくなりました!
~完~
楽天SCHDとSBI SCHDの比較
項目 |
楽天SCHD |
SBI SCHD |
正式名称 |
楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド |
SBI・米国高配当株式インデックス・ファンド |
総資産 |
1327億円 |
1173億円 |
運用コスト |
0.192% |
0.1238% |
利回り |
3.2% |
3.39% |
分配権利月 |
2月、5月、8月、11月 |
3月、6月、9月、12月 |
どっちもほとんど同じですね。資産額は先発組の楽天SCHDが少し高いですが、微々たる差です。
運用コストは後発のSBI SCHDが安いですが、楽天の人がわざわざSBIに乗り換えるほどの差ではありません。
ということで、SCHDを買えるならどっちでも大丈夫という結論になります。
※ 利回りが少し違いますが、株価によって微妙に左右されるためであり、どちらも同じ銘柄へ投資しているため利回りは実質的には同じになります。
そもそもSCHDとは
SCHDは、米国のチャールズ・シュワブ(Charles Schwab)社によって運用されており、高品質の米国企業に投資することを目的としたETFです。このファンドは、配当利回りと配当の持続可能性に重点を置いており、米国の配当利回りの高い100銘柄で構成された指数である「ダウ・ジョーンズUSディビデンド100インデックス」への連動をめざしています。
こんな素晴らしいETFですが、残念ながら国内の証券会社ではETFを購入することができません。その代わり、楽天やSBIの投資信託として購入できるようになって注目されているわけですね。
SCHDの主な特徴としては、次のとおりです。
〇低コスト
運用コストが低く、インデックスに連動するパッシブ運用を採用しています。ETFの運用コストは0.06%です。つまり、100万円投資しても年間にかかるコストは600円ということですね。これは安すぎる!
〇安定した配当
高配当銘柄に分散投資しており、安定した配当収入を期待できるとともに、直近5年間の年間増配率は10%を超えます。これは、単純計算で7年後には受け取り配当が2倍になっていることになります。
〇成長の可能性
増配しているということはつまり株価も成長しているということになります。
棒グラフの配当額が年々増加しており、それと同じように株価も上昇しています。一方で利回りは横ばい~やや増の推移になっています。つまり増配と株価上昇により、利回りが一定のまま保たれているという健全なグラフになっているわけです。
〇構成銘柄
コカ・コーラやファイザー、シェブロン、ブラックロックなど米国の有名どころの企業がそろっていますね。いずれも安定した配当と株価成長が認められる企業です。
広く様々な業種に分散して投資ができていることが分かります。
私が特に好きなのは、ヘルスケア・生活必需品など好景気でも不景気でも安定して利益が出せる業界の割合が多いことです。株価の急上昇は期待できませんが、安定した成長と増配が期待できます。
他の高配当ETFとの比較
米国の高配当ETFは、SCHD以外にも、VYM、HDV、SPYDがあります。それらと比較し、なぜSCHDが優れているかを確認していきます。
〇 チャート
SCHD、VYM、HDV、SPYDの順番で株価が上昇しています。特にSCHDは2011年に設定後、現在で229%となっています。VYMはリーマンショックを経験していることもあってか設定当初は下落となっていますが、それでも順当にチャートが伸びています。
VYMにHDVが続き、SPYDはチャートではあまり伸びがないということが分かります。
〇 利回り
2025年3月時点の利回りは次のとおりです。
SPYD・・・ 4.20%
SCHD・・・3.56%
HDV・・・ 3.21%
VYM・・・ 2.69%
SPYDは株価は冴えませんが、その分利回りでカバーするというETFです。
一方SCHDはHDVとVYMを抑えて2番目に高配当となっています。これは、株価も伸びが期待できるし、利回りも十分に高いということを意味します。
〇 5年間の分配金平均増配率
SCHD・・・11.68%
VYM・・・ 4.25%
SPYD・・・ 2.11%
HDV・・・-1.13%
もっともSCHDが素晴らしいのがこの増配率です。10%を超える増配率が期待でき、これはつまり翌年度は今年よりも何もしなくても10%配当金が増えるという計算になります。
次にVYMが続き、SPYDは2%程度、HDVに至っては減配となっています。SPYDとHDVは増配したり減配したりと安定しません。
増配が期待できるのはSCHDとVYMですね。
以上のとおり、SCHDが株価上昇、増配、利回りどれも申し分なく将来性が大きく期待できることから、私はSCHDを強く推奨します。(次点でVYMがよいETFであり、私はVYMも新NISAで積立をしております。)
積立投資をしていくと将来いくらの配当金がもらえるか?
こんなSCHDにいくら投資すると、どれだけの配当金がもらえるのでしょうか。
ここでは、楽天証券の利回り3.2%を想定します。
投資額 | 年間配当金 | 月配当金 |
---|---|---|
100万円 | 3.2万円 | 2600円 |
500万円 | 16万円 | 7200円 |
1000万円 | 32万円 | 2万6千円 |
3000万円 | 96万円 | 8万 |
5000万円 | 160万円 | 13万3千円 |
3000万円まで貯めたらセミリタイアが視野に入り、5000万円まで貯めると毎月13万円と、倹約している人であれば配当金だけで生活ができるのではないでしょうか。
不労所得に夢が膨らみますが、何千万円も貯めるなんて不可能だ!と思われる方もいらっしゃるでしょう。
ここでSCHDがすごいのが、増配率です。
SCHDの平均増配率は11.6%ですので、例えば年間配当が10万円の場合に翌年度は何もしなくても11万6千円にもらえる配当金が増えることになります。
つまり、毎月積立投資を続ければ、単純な利回りに加えて増配分も加わり、配当額がどんどんとスピードアップしてくるわけですね。
これを増配は雪だるまのように増えていくと表現する人もいます。
それでは、増配率も加味して、積立投資を続けることで受け取れる配当金をまとめていきます。
〇 毎月5万円積立投資をした場合の年間受け取り配当
※ 計算の前提
月5万円(年間60万円)積立投資
増配率11.6%
年間株価上昇率10%
配当金再投資は行わない
積立を初めて18年で資産が2700万円となり、配当金も100万円を超えます。
その後の伸び率は大きくなり24年目には配当金が200万円、30年後には400万円を突破します。これだけでもだいぶすごいですが、配当金100万円を超えるのが18年後というのはちょっと先過ぎる気がしますね。
もうちょっと日々の節約を頑張って毎月10万円投資できるようになった場合を見ていきます。
〇 毎月10万円積立投資をした場合の年間受け取り配当
※ 計算の前提
月10万円(年間120万円)積立投資
増配率11.6%
年間株価上昇率10%
さらに増加率が伸び、13年後に資産が2900万円、受取配当金が100万円を超え、18年目には、資産5400万円、受取配当金が200万円、30年後には何と純資産が2億近くとなり、配当金も年間820万円を突破します。
年間820万円とは毎月68万円の不労所得をもらえるということですから、そのすごさが伝わりますよね。
まぁ増配率10%越えというのが今後何十年も続くか分かりませんが、現状のデータでは最高の投資先ということが分かります!
以上、いかにSCHDが優れているかということと、それがゆえに高配当投資で迷えばとりあえずSCHDを買っとけ!!ということを伝えてきました。
冒頭に紹介した楽天SCHD、SBISCHDは新NISAの成長投資枠に対応していますので、毎月の積立投資で配当金を無税で受け取れることができます。
また、5年後ぐらいにはもしかしたら積立投資枠にも対応する可能性もあることから、ぜひ皆さんもSCHDを積み立て購入していき、素晴らしい配当生活を実現しましょう!!
それでは、みなさんよい配当ライフを!
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