みなさん、配当金もらっていますか? 「配当ライフ」運営者のアラサーサラリーマンです。
前回の記事では、年間配当金が120万円、つまり「月平均10万円」という大きな節目を突破したことをご報告しました。
さて、月10万円という数字は、多くの投資家にとって一つの「目標」であり、「夢」でもあります。しかし、実際にその金額を手にするようになると、今度はこんな疑問が湧いてくるはずです。
「そのお金、実際に何に使っているの?」
全額再投資して資産爆増を狙うのか、それとも贅沢に使って今を楽しむのか。今回は、サイドFIREを目指す私が、現在進行形で行っている「配当金のリアルな使い道」について、私の投資哲学も交えながら詳しくお話しします。

- 現在は「資産形成期」:基本は再投資でブースト
- 「今」を捨てる投資はしない。配当金は人生のアクセル
- インデックス投資の売却と「心理的ハードル」の差
- 「数年後」に見据える、ブーストから活用へのシフト
- まとめ:配当金は「今」と「未来」をつなぐ架け橋
現在は「資産形成期」:基本は再投資でブースト
まず結論から申し上げますと、私の配当金の使い道の約8割から9割は「再投資」です。
私は平日は会社員として給与収入があります。生活費は基本的に給料の範囲内で収まっており、あえて配当金を取り崩して生活を支える必要がない、というのが現状です。
高配当株投資において、最も資産を加速させる魔法は「複利」です。 受け取った月10万円をそのまま次の株の購入代金に充てることで、翌月にはさらに多くの配当を生む「金の卵を産むガチョウ」が育ちます。この「配当スノーボール」を最大化させるため、今はまだ再投資というアクセルを強く踏んでいる時期なのです。
しかし、ここからが今回一番お伝えしたい大切なポイントです。
「今」を捨てる投資はしない。配当金は人生のアクセル
「すべてを再投資に回して、最短でFIREを目指す」 確かにそれは合理的かもしれません。しかし、私は「すべて」を再投資には回しません。
なぜなら、「お金は使ってこそ価値がある」と考えているからです。
私たちが資産形成をする目的は、将来の安心のためだけではありません。「今この瞬間」を豊かにするためでもあるはずです。資産が1億円貯まったとしても、その時自分が60歳や70歳になっていて、体が動かず、趣味を楽しむ気力がなくなっていたら、その1億円にはどれほどの意味があるでしょうか?
そこで私は、旅行代やゲーム代といった「趣味の支出」に関しては、配当金の一部を積極的に取り崩して使うようにしています。
東北旅行での実例
例えば昨年、私は東北へ旅行に行きました。宿や食事、移動費を含めて合計15万円程度を使いましたが、実はそのうちの半分、約7.5万円は配当金から補填しました。
この「配当金で払う」という行為には、驚くほど大きな心理的効果があります。
自分の手出し(給料からの支出)は実質半分で済んでいる。そう思えるだけで、旅先での食事を少し豪華にしたり、家族へのお土産を奮発したりすることに、一切の躊躇がなくなります。
迷った時の「背中」を押してくれる存在
趣味でもプレゼントでも、「これ、いいな。でもちょっと高いかな……」と迷う瞬間は誰にでもあるはずです。そんな時、私の頭の中でささやくのが配当金です。
「大丈夫。これは自分の労働の対価ではなく、自分の資産が稼いできてくれたお金だから。ここで使っても、また来月には入ってくるよ」
配当金は、節約一辺倒になりがちな資産形成期において、人生の楽しみに対する「アクセル役」になってくれるのです。
インデックス投資の売却と「心理的ハードル」の差
ここでよく議論になるのが、「インデックスファンドを必要分だけ売却して使うのと何が違うのか?」という点です。
理論上、配当金も「強制的な利確」であり、株価がその分下落することを考えれば、投資信託を一部解約して現金化するのと経済的な合理性は変わりません。しかし、実際にやってみると分かりますが、両者の「心理的ハードル」には天と地ほどの差があります。
積み立てたインデックスファンドは、将来のために大切に育てている「ひと塊の資産」という感覚が強いものです。それを旅行に行くために、スマホの画面を操作して「売却ボタン」を押し、口数を減らすという行為は、どこか「資産を削っている」という罪悪感を伴います。
一方で、配当金は「勝手に口座に振り込まれた現金」です。 元本の株数は変わらないまま、果実だけがポロッと手元に落ちてくる。この「受け取った現金を使う」という行為には、罪悪感どころか、「自分の仕組みがうまく回っている」という達成感すらあります。
この「心理的ストレスのなさ」こそが、私がインデックス投資一本ではなく、高配当株投資をメインに据えている最大の理由です。
「数年後」に見据える、ブーストから活用へのシフト
月10万円の配当がある現在、私は再投資で資産の土台を固めていますが、このスタイルをずっと続けるつもりはありません。
目標とするサイドFIRE。その時が近づくにつれ、私は「再投資」の比率を徐々に下げ、「使う」比率を上げていく予定です。
今は配当金を「資産の加速器」として使っていますが、数年後にはそれを「自由な時間の燃料」へと切り替えていきます。この切り替えのタイミングを自分でコントロールできるのも、キャッシュフローが見えやすい高配当株投資のメリットですね。
まとめ:配当金は「今」と「未来」をつなぐ架け橋
資産形成は、よく「今を犠牲にして、未来を買う行為」だと言われます。 しかし、配当金を適切に使うことで、「今を充実させながら、未来も同時に作る」ことが可能になります。
私が月10万円の配当金を得て一番変わったこと。 それは、通帳の数字が増えたこと以上に、「お金を使うことに対する心のゆとり」ができたことです。
「1円でも安く」と自分を縛り付けるのではなく、配当金というご褒美を使って、今の生活を彩る。そのワクワク感があるからこそ、日々の仕事や家計管理も楽しく続けられるのです。
みなさんも、配当金を受け取ったら、ぜひその一部を「自分が心から楽しいと思えること」に使ってみてください。その喜びが、次への投資の大きな原動力になるはずです。
資産形成は、マラソンです。 たまには配当金というエイドステーションで贅沢な給水をして、ゴールまで一緒に走り抜きましょう!