みなさん、配当金もらっていますか?
2026年も2月半ばを過ぎ、職場ではそろそろ春の人事異動の足音が聞こえ始める時期になりました。 公務員の職場というのは結構な閉鎖的コミュニティであり、休憩室では連日、仕事の愚痴からご近所の噂話まで、様々な会話が飛び交っています。
昨今の物価高や新NISAブームの影響もあり、最近は休憩室でも「お金」や「投資」の話題を耳にすることが増えました。 しかし、資産4200万円・月10万円の配当金を受け取っている私は、職場で投資の話を振られても、絶対に自分からは深く語らないと決めています。
今回は、公務員という保守的な環境における「マネーリテラシーのリアル」と、私がひっそりと「ステルス」を貫く理由、そして投資家が陥りがちな罠についてお話しします。

- 「投資?ふるさと納税? めんどくさくてやってない」というリアル
- 聞かれたら「ほどほどにやっています」の魔法の言葉
- 自分の資産を公言することの「圧倒的デメリット」
- 「投資をしていない」=「遅れている」という危険な思想
- まとめ:自尊心はネットで満たし、現実は粛々と
「投資?ふるさと納税? めんどくさくてやってない」というリアル
テレビやネットでは「国民総投資時代!」などと煽られていますが、実際にNISA口座数は2826万口座と国民の4人に1人しか投資をしていません。

金融庁:NISAの利用状況の推移(グラフ)2025年12月時点
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa/20260218/2512nisa-graph_provisional.pdf
その例にもれなく私の職場でも 「投資とかなんもやってないわ。やっぱり共済貯金と財形が一番安全でしょ」 「株ってやったほうがいいかもだけどなんもわからん」「なんかしたいから積立年金始めた!」
こうした会話が、ごく自然に、しかも悪気なく交わされています。 ひどい場合には、投資どころか、ノーリスクでお得になるはずの「ふるさと納税」すら、「手続きがめんどくさいから一回もやったことがない」という中堅職員も珍しくありません。
金融リテラシーを高めもろもろ勉強してきた身としては、心の中では「投資はやったほうがいいけどなぁ」「共済貯金じゃインフレに負けるのに!」と猛烈なツッコミを入れたくなります。
しかし、私はそこで「実は私、S&P500が〜」「SBI欧州高配当が〜」などと語り出すことは絶対にしません。
聞かれたら「ほどほどにやっています」の魔法の言葉
もちろん、完全に無関心を装うのも不自然です。 たまに「〇〇くんは、NISAとかやってるの?」と直接聞かれることもあります。
私は完全な嘘はつきたくない性格なので、そういう時はこう答えます。 「あー、ネット証券で積み立ての設定だけして、あとは放置してますね。ほどほどです」「貯金ですが、ほどほどに数か月は暮らせるぐらいにはあります。」
嘘は言っていません。実際に今は投資信託の自動積み立てがメインですし、放置しています。 ただ、その「ほどほど」の裏に4200万円の資産があり、毎月10万円の配当金が振り込まれている事実を伏せているだけです。「貯金も(全資産の95%は投資に回していて、現金保有額のうち生活費として回している金額が)ほどほどに数か月は暮らせるぐらい」という意味ですしね。
「へー、えらいね。俺もやらなきゃなー」 「貯金も大体そんくらいだよね」会話はだいたい、これで終わります。それでいいのです。
自分の資産を公言することの「圧倒的デメリット」
なぜ私は、自分の資産額をひた隠しにするのか。 理由は簡単です。「自分が多くの資産を持っていると公言しても、百害あって一利なし」だからです。
もし、私が休憩室で「実は資産が4000万円以上あって、配当金だけで月10万あるんですよ」と言ったらどうなるでしょうか。 間違いなく、その場は驚きに包まれるでしょう。承認欲求は満たされるかもしれません。
しかし、その代償は大きすぎます。
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「あいつは金を持ってる」というレッテルを貼られ、飲み会で多めに払わされるかもしれない。
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役所という狭いムラ社会で、「〇〇課のアイツ、株でボロ儲けしてるらしいぞ」という尾ひれがついた噂が広まるリスクがある。(実際私は、「〇〇部長、相続でめっちゃ金持ってるらしい」という話を飲み会で聞きました。)
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最悪の場合、どこで誰が聞いているかわからず、防犯上の危険すら伴います。
満たされるのは、自分のちっぽけな自尊心だけ。 リアルな人間関係において、お金の話は「嫉妬」か「トラブル」しか生みません。だからこそ、私は「金のない、ただの真面目な公務員」という着ぐるみを絶対に脱がないのです。
「投資をしていない」=「遅れている」という危険な思想
そしてもう一つ、私が投資について語らない、さらに重要な理由があります。 それは、「自分の物差しで他人を測らないため」です。
投資に熱中していると、つい「まだ窓口で投信買ってるの?」「ふるさと納税もしてないの? 情報弱者だな」と、他人を見下してしまう瞬間があります。 しかし、これは非常に危険で、視野を狭める思想です。
よく考えてみてください。 私が「ほどほどにやっています」と嘘をついているように、休憩室で「投資なんて全然わかんない〜」と笑っているあの先輩も、実は裏で数千万円の資産を運用している「ステルス投資家」である可能性はゼロではありません。
また、投資をしていないからといって、その人の人間としての価値が低いわけでも、仕事ができないわけでもありません。単に「お金を増やすこと」への優先順位が違うだけです。
私も投資当初は「投資しない奴は損してる。銀行の窓口で買うやつはダメ」くらいに考えていましたが、最近になっては「その人の家庭事情もあるし、絶対投資しないといけないというわけではないよな。投資せずに暮らしていけるならそれで十分では?」「銀行の窓口に商品がよいとは言わないが、銀行の窓口職員に説明してもらうことで安心して投資に回せるなら、その費用もしょうがないのでは?」と思うようになってきました。
自分が資産を築けたからといって、他人を「投資をしているか・していないか」でジャッジするのは傲慢です。そんな偏った思想は、投資判断を誤る原因にもなります。私は常にこのことを自戒しています。
まとめ:自尊心はネットで満たし、現実は粛々と
結論として、公務員に限らず、会社員で本格的に投資をしている人はまだまだ少数派です。 その少数派である私たちが、現実世界で大々的に投資を公言して得られるものは何もありません。
ちっぽけな自尊心を満たしたいなら、このブログやSNSのような「匿名の世界」でこっそり満たせばいいのです。(いつも読んでくださり、本当にありがとうございます!)
現実世界では、他人の懐事情を詮索せず、また他人を見下すこともなく、粛々と、ただ粛々と「将来サイドFIRE」という自分の目標に向かって積み上げるのみです。
……とはいえ。 理不尽なクレーム対応で1時間怒鳴られた時や、上司から意味不明な仕事の丸振りをされた時。 現実逃避したくなるような瞬間だけは、
「まあ、最悪クビになっても俺には4200万あるし。いつでも辞められるんだぞ!」
と、心の中で思いっきり強気になることだけは、どうか許してください(笑)。 この「精神的な防具(F-You Money)」があるからこそ、私は明日も笑顔で出勤できるのです。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう。配当ライフでした!